歯の黄ばみが気になっている方はいらっしゃいませんか? 天然歯は、加齢や着色などによって次第に黄ばんでくるもの。このようなお悩みを解決するのが、専用の薬剤で歯を漂白するホワイトニングです。歯を削ったり、人工物をつけたりすることなく、ご自分の歯そのものを白くする方法です。
ご自宅行うホワイトニング方法です。まず、歯科医院で患者さん専用のマウスピースを作製。その中へ比較的低濃度の薬剤を注入し、毎日一定時間装着していただきます。
効果を実感できるまでに2~3週間かかることがありますが、じっくり歯に薬剤を浸透させることで、後戻りの少ない理想的な白さが実現します。
歯科医院で行うホワイトニング方法です。高濃度のホワイトニング剤を歯に塗布し、特殊な光線を当てることで薬品を反応させて歯を白くします。
ホームホワイトニングに比べて、1回あたりの効果が高く、短時間で歯を白くできるため、通院回数が少なくて済みますが色の後戻りが早い傾向があります。
歯は、遺伝や加齢、着色などさまざまな要因から、年を経るごとに黄ばみやくすみが目立ってくることがあります。
色の濃い飲食物(コーヒーや紅茶、赤ワイン、カレーなど)の色素が着色汚れとして歯に付着することがあります。また、喫煙によるタバコのヤニも汚れとなって付着します。
年齢を重ねることで、歯の表面のエナメル質が次第に薄くなり、黄色みを帯びている内側の象牙質が透けて見えることで黄ばんで見えます。
抗生物質「テトラサイクリン」を長期にわたって、もしくは永久歯が形成される時期に服用していると、歯が変色することがあります。
神経を抜いた歯は、次第に変色しやすいです。神経のない歯の場合、ホワイトニングしてもほとんど効果が得られませんので、セラミックなどを使った審美歯科治療をおすすめします。
ホワイトニングはご自分の歯を削ることなく白くする方法ですが、薬剤を使用するため、いくつか注意いただく点がございます。
ホワイトニングができない場合があります
- 妊娠中の方、18歳未満の方はホワイトニングできません
- 虫歯や歯周病、歯の欠け、知覚過敏がある場合は、治療が済むまでホワイトニングができません
- 詰め物・被せ物などの人工物は白くできません(審美歯科治療をおすすめします)
- 神経を抜いた歯はホワイトニングで白くできません(審美歯科治療をおすすめします)
ホワイトニングの注意点
- ホワイトニングの前後には色の濃い飲食物は摂らないようにしましょう
- ホワイトニングの前後には歯をきちんとブラッシングしましょう
- マウスピース装着中は飲食・喫煙はできません
ホワイトニング後のメンテナンス
ホワイトニングで理想的な白さになっても、時間の経過とともにまた黄ばみが出てきます。定期検診やクリーニングなどのメンテナンスを受けることで、白い歯をキープしましょう。
老若男女問わず、誰でも白い歯は嬉しいですよね。逆に歯が黄色かったり、茶色かったりしたらコンプレックスに感じる方も居るでしょう。歯を白くする方法はホワイトニングだけではありませんし、気軽に相談して下さい。
また、外傷歯や無髄歯(ぶつけた歯・神経を取った歯)の変色は程度によりますが、漂白(インターナルブリーチ・ウォーキングブリーチ)により色調の改善が期待できますので、こちらも歯を削ってしまうま前にご相談下さい。